H-HOUSE
自立と交わりを程よく結ぶ
2世帯住宅
札幌の豊平川近くに建つ、共働きの夫婦と子供、現役から退いた父親のための二世帯住宅です。
豊平川と平行に敷地の中心に配置された居住部分を、庭・植栽・建築的仕掛などの緩衝部分が取り囲みます。それらは、内部の延長として様々な場面を創り出します。回遊性があり、部分的に通り抜けが可能な配置計画になっています。
共用玄関を入り左側が2階建ての子世帯、右側が平屋の親世帯です。
日常生活はそれぞれ独立。但し、夕食は子世帯で一緒にとる事になっていたため、子世帯のダイニング・キッチンを共用玄関近くの場所に配置し、プライベートな場所は、2階や奥の方に配置しました。共用玄関と子世帯のダイニング・キッチンを軸に、奥に進むほどプライバシーの度合いが高まる構成になっています。
互いに依存しすぎることなく個々の生活観を大切にすることで、永続的に良い関係が形成されていくと考えました。自身のここちよい場所を見つけていただくことを望んでいます。
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- 所在地
- 北海道札幌市
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- 用途
- 2世帯住宅
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- 規模
- 2階建(一部平屋)
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- 構造
- 木造
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- PHOTO
- SAKAI Koji
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- 掲載誌
- リプラン北海道 vol.64